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最近(といっても、もうかなり前になりましたが)見たテレビで、頭に残っている番組があります。 NHKの「クローズアップ現代」、6月4日(水)放送の「ランキング依存が止まらない〜出版不況の裏側〜」という番組です。 読者が、本の選ぶ時、「売り上げランキング」をもとに本を選ぶ人が増加しているようです。 毎日220点の書籍が発刊され、1年間では約8万冊の新しい本が出版されていると言われます。 大きい本屋だと毎日届けられる本は2000冊にものぼるそうです。 ある大型書店が放送されました。そこに入荷した本は、バーコードの付いた読み取り機械で選別され、「平台に置く」、「書棚に入れる」、「返品する」などに分類され、入荷したその日に返品される書籍があります。 「売り上げランキング」をもとに本を選ぶ人が増加するという読者の本の選び方の変化により、書店ではランキングに入らない本は即座に返品することも常態化してきているというものでした。 書店員が本を手にとって、どこに並べるか、検討することはないのです。本に詳しい店員なんかいらない、これはショックでした。 本とカルチャーセンターの講座は似ていると、前から書いています。 本も、多数出版されます。1冊ずつは少数です。講座も多くなっています。講座ごとの受講生は少なくなっています。 そして、売れる本でなければ、本ではない、と同じように集まらない講座は意味がない。 良い講座は、人が来てくれる講座、つまり、本の「売り上げランキング」依存と同じ精神構造を持っているように思えるのです。 このことは、じっくり考えて書こうと思っています。 今日、書いたのは、このNHKのテレビ番組にゲストとして出た、 仲俣暁生さん(書評パンチ編集長)のブログ【海難記】を見ていたら、朝日カルチャーセンターで、講座を持たれています。 昨日書いたNHK文化センターとか、朝日カルチャーセンターの講座は、魅力があります。(けちくさい話で恐縮ですが、私もお金があれば、ぜひ受講したいです) <6月21日には朝日カルチャーセンターで、荻上チキくんと『インターネット時代の「小さなメディア」の使い方』という講座を行う。正直、テーマが地味すぎたのか、集客がイマイチとのことなので、いまからでもぜひ参加を。>と書いてありましたが、どのくらい集まったのでしょう。 それ以前に次のように書かれているのが、興味深いです。 http://d.hatena.ne.jp/solar/20080615 <とはいえ、カルチャーセンターのような場で「小さなメディア」について話をすることには、ちょっとした自己矛盾も感じている。ネットやフリーペーパーだけでなく、自主企画で行うトークイベントも私の考える「小さなメディア」のひとつで、入場料を安く設定した場合のイベントでは、あまり無理せずとも、これまで大勢のお客さんに来てもらうことができた。それが今回はかなり集客に苦労している。 今回は「お客さん」を呼ぶのではなくて、「小さなメディア」の「送り手」となりたい人たちを相手に話すことになるのだろう。そのため、ふだんより参加費用が高くなり、その結果、受講生が少なくなるというのは当然かもしれない。 でも本来、ネットやフリーペーパーやトークイベント程度の「小さなメディア」であれば、送り手と受け手とは交換可能な存在であるべきで、両者を隔てる特殊なノウハウのないことが「小さなメディア」の最大にして唯一の特長だと私は考えており、そこに自己矛盾が生じるのだ。> カルチャーセンターと、別の「送り手」、その違いが、少し見えるような気がしました。 高いから来なかったのか、送り手となりたい人が少なかったのか。いや、「小さなメディア」の「送り手」となりたい人たちというのは多いですよね。 朝日カルチャーセンターの講座案内から、『インターネット時代の「小さなメディア」の使い方』の講座へはたどりつけなかったのですが、仲俣 暁生さんからたどりつけました。 ついでに、予告も引用しておきます。 <朝日カルチャーセンターでは7月から9月にかけて、現代小説についての連続講座をすることも決まったので、こちらもふるって参加を。今年書き下ろす約束の現代小説についての新しい本の内容を、この講座では一足先にレクチャーする予定> |
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