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環境の講座を進めながら、一つ考えているのは、「まち歩き」です。 まちに出て考える、できれば「まち歩き」がフィールドワークまでいけないか、と思います。 ウィキペディアで「フィールドワーク」を見ると次のようにあります。 <フィールドワーク (field work)は、ある調査対象について学術研究をする際に、そのテーマに即した場所(現地)を実際に訪れ、その対象を直接観察し、関係者には聞き取り調査やアンケート調査を行い、そして現地での史料・資料の採取を行うなど、学術的に客観的な成果を挙げるための調査技法である。地学系では巡検ともいう。 フィールドワークは、自身の見聞を広めるだけのいわゆる旅行や、学問的な手法に拠らずに未開・未踏の土地の実態を明らかにするだけの冒険とは一線を画する。> かなり学問的ななおで、そこまでいかなくても、その近くまではと思っています。 カルチャーセンターでは、何度も書いているように、私は、「文学散歩」をよく行いました。「万葉旅行」も、日本国内だけでなく、韓国、中国まで行きました。 古代史を中心とした「歴史探索」も行いました。 建築を訪ねることもしました。「建築の記憶」と題していました。 退職してからは「自然観察」と「地域の史跡探索」を行っています。 それに、環境をテーマにした「まち歩き」をしています。 そして、こうした野外観察を一つにできないか、と考えています。 「歴史探索」に「自然観察」を入れ、そこに「タウンウオッチング」を加味して、「まち」全体に考察する「まち歩き」ができないか、ということです。 「タウンウオッチング」と書きましたが、80年代、この言葉が、よく使われ、まちに出て考えようということが流行していました。 その時代に、博報堂生活総合研究所の『タウンウオッチング』(PHP)という本が出ました。 この本、私にとって一種のバイブルでした。 「昔から、街は人びとの生活を映す鏡だと言われているように、街を考えるということは、生活者のライフスタイルやその動向を知るうえで、欠くべからざる要素なのです。 そして、いまや『街』はビジネスのさまざまなヒントの宝庫と言われています。街で拾いあげたヒントを企画などに生かし、そしてまた、その結果を街に戻して、その評価を問う。」 昭和60年の言葉ですが、今でも、少しも古くありありません。 (まちを「街」にするか、「町」にするか、迷って「まち」にしていますが、いろいろ使ってごめんなさい。) 「まち歩き」を見直すため、久しぶり、この本を読みました。 データーとか出てくるお店や建物、あるいは、話題の街など、確かに古いですが、その基本となる考え方は、少しも変わらず刺激的です。 例えば、ただ街をあるいて観るマチの鑑賞法として3つあげています。 1は「はとバス方式」。2が「斑鳩方式」。3が「ガウディ方式」です。 言葉が面白いし、分かりやすいですね。 「はとバス方式」は、おのぼりさん気分でのまちを巡って、感動するマチ鑑賞です。初めて外国の街を観るときは、まさにこれです。これには、既成概念のない赤子の目がいります。 「斑鳩方式」は、故事来歴を踏まえた上で街を観察します。歴史探索や文学散歩はこれです。昔に思いを馳せる、これはこれで、おもしろものです。 「ガウディ方式」は、あのスペインのガウディの建物、あのように、有名な建築家の建物を観て歩くものです。これも楽しいです。 他にもたくさんのウオッチング方式が出て、そこで考えた街の考察も、おもしろ分析しています。 ここで、大事なことは、次の言葉です。 「タウンウオッチングに最も大切なのは、好奇心と自分の頭で考える姿勢です。義務的に、しかも人の概念枠組を借りて街を観て歩いても、少しも面白くありません。第一、発見もないでしょう。 街歩きがいいのは、自分の目で観て、自分の脳で考えるという『自脳思考』の訓練になるからです。」 「歴史探索」も「文学散歩」も「自然観察」も「建築を観る」も、へたをすると知識を教えてもらうだけ、つまり自分の頭で考えることをしない教養的「まち歩き」になりかねません。それはそれで、楽しいかもしれませんが、この本が言う所の「自分の脳で考えるという『自脳思考』」ができる「まち歩き」を、できればしたい、そう考えます。 そして、実験的な「まち歩き」を計画しています。 玉川上水跡を探索しながら、まちを考えることができないか、と9月23日に行う予定です。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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昭和60年! |
西のカル子 2010/09/01 01:08 |
今日「生物多様性」の講座をしました。私が企画して、作った講座です。45名の参加でした。3時間の講座で、そのうちの1時間は、野外観察をしました。蜘蛛の話。今年は暑い夏で、蜘蛛がたくさん出るそうです。公園の中のビオトープでアメリカザリガニを釣って、外来種の話を聴きました。外来種を追い出せばすむ話ではないようです。とても楽しい講座で、みなさん大満足でした。3時間、アッという間に過ぎました。よかったです。 |
「軽茶」館主 2010/09/02 21:21 |
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